高井釣具・酒店の燕の巣



「悔しくてな、憎たらしいねん」
今日、
青ラベルの配達、
高井釣具・酒店に訪ねた。
「朝早うに、ガタガタって音してな。窓に黒い陰映っとって、扉開けたら、巣ごと落とされてるねん、見たら、カラスがな、くわえて行った雛、電線にバンバン叩きつけて食べてるねん。あれ見たら、誰でも腹立つで。それからずっとな、雛が巣立つまで網張ってるねん、カラス避けに。」
憤りそのまま、高井さんの表情に現れてて臨場感甚だしい。
「玄関の上に、巣があるやろ、僕が帰ってきたらな、5羽くらい、そやから3羽くらい雛やんな、玄関の扉開ける時に、ちょっと目が合うねん。そやけど、すぐに目閉じて寝てまうねん。この高さやで、僕が手伸ばしたら届く高さやん、目つぶって5羽寄り添って安心して寝てるねん、可愛いでえー」
話し続ける高井さんに
初孫を愛でるような、くしゃくしゃの笑み溢れる。
生き死には偶然とか言いながら、我が子を見つめる愛情をもって守り育てようとするものは、きっと安心して、すくすくと育って行くのだと思う。
北へ旅立つその日まで、
羽ばたきの練習怠りなく、ここで育って行くのだ。
小満よろしく、私も一安心して帰路についた。
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高台寺和久傳さま、ご来店


京都、
高台寺和久傳さま、ご来店
熱く熱く、蔵見学応対。
お八つの『西湖』が、つるるんっ、と涼風もって喉にながれ、
私を落ち着かせる
淡く舌に残る甘みが
今日の日を忘れられない一日にしてしまう
夏日となった安富町、下村酒造店にも心地好く風の流れる。
牡丹は花の富貴なり
蓮は花の君子なり
和久傳おもたせ、れんこん菓子『西湖』を頂いた、今日のお八つ時
蓮根粉と和三盆で作ったお菓子
甘物の苦手な私が美味しく頂けたこと、『西湖』まさに君子の味わいだ
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おにし酒店さんのニューフェイス、ご来店


「 ありがたく、お客さまからご注文を受けたは良いのであるが、うっかり商品を切らしてしまっている故、あい済まないが、多鹿氏、急ぎ用意しておいてはくれまいか 」
「 わかり申した、道中、くれぐれも 」
飾磨から車を走らせて、おにし酒店の尾西栄一郎さん、お酒の引き取りにご来店、18日(土)の出来ごと
「 奥播磨の
『 伝授 』発売された旨、風にお聞き申した云々、
奥播磨の
『 青ラベル 』の発売はまだで御座るか、殿がお待ち候いあそばしておる云々、
この辺り、とみにとみに『 奥播磨 』へのお問い合わせ多く、はたと錯覚するのだ、もしや拙者
『 奥播磨 』のアンテナショップを運営しているような 」
「 商売繁盛、何よりでございます 」
「 父上、お酒のP箱、お運びいたしますー
そろそろ学童クラブも卒業、あかつきには店番もいたしますー 」
ニューフェイスも加わり、
尾西(おにし)酒店さんの夏が、魂ゆさぶる熱いものになること必至だ。
尾西(おにし)酒店
イオンモール姫路リバーシティすぐ近く、
国道250号線の西向き道路沿いのお店です。
皆様のお越しを歓迎するように、柿渋色の『 奥播磨 』の幟(のぼり)が風にはためいています。
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奥播磨 心のぬくもり

こんにちは。製造部 アラキです。
生憎の雨でお客様もちらほら・・。
ですが、この天気でも来店いただけることに感謝です。
そんな中、個人的におすすめのお酒を一つ
“奥播磨 心のぬくもり”
ご存知の方は中々の奥播磨通かと。
現在は23byが出荷中ですが1年の時を経てやさしいコクと旨味。ですが、そこにはしっかりとした存在感が。
今の時期生酒はもちろん。ですが、ふとした時の安らぎに。
是非。
奥播磨 心のぬくもり
山田錦55%精米 火入れ
旨いっすよ~
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安富町では
おはようございます。製造部 アラキです。
下村酒造店 本日開店です。
きっと、扉を開けると長蛇の列があるはず・・・・。
近所のおば様たちが井戸端会議に勤しんでおりました。
ひょっとして開店を待っていたのかも・・・
「おはようございまーす!!」満面の笑みで挨拶するも
社交辞令的な会釈で終了ー。
最近の若者は・・・ってなこと、いつの時代にも言われますが、
これからの高齢化に向けて若者がつぶやく時代が来るかも
「最近の老人は・・・・」
そんな話はさて置き、安富町ではこの土日は田植えのラッシュです。娘と朝散歩していていると家族総出で田植えのをしております。老夫婦でされているとこ、家族で、あるいは孫も一緒に・・・・
安富町では今も昔の原風景が残っております。
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